新たなリージョナル貨物機の誕生
ATR 72-600Fは、新たに市場に投入された唯一のリージョナル貨物専用機です。このモデルでは、ATR-600シリーズのあらゆる最新技術を取り入れると同時に、貨物機としての運航に最適な設計を採用しています。2020年に納入されたこのATR 72-600Fは、リージョナル航空貨物業界の新たなベンチマークとなるはずです。
貨物機としてのこだわり

大型の貨物ドア
116 x 71インチ / 2.95 m x 1.80 m
バッテリー容量の増加により、地上での自律性が向上
LEDライトを使用し改善された貨物室
最新式の軽量・高耐久型貨物パネル
強化されたフロアパネル
m² あたり488 kg / ft²あたり100ポンド
貨物作業に最適化された下開式ドアを、後部に新たに配置
信頼性をさらに高める新型エアマネジメントシステム
ネット位置を改善し、容量を最適化
汎用性に優れたプラットフォーム
バルク貨物と、業界標準のULD(ユニットロードデバイス)の両方に対応する独自の仕様により、ATR 72-600Fは優れた汎用性を実現しています。9つの垂直ネットに加えて、フロアおよび側面トラック上に取付ポイントを設けたバルク構成は、利用可能な容量と貨物積載を最適化します。大型の貨物ドアと横幅のある断面形状を備えるATR 72-600Fは、業界標準のULDにも対応することができ、より大型の貨物機との積み替え輸送も可能です。
運航の最適化を目指した、コックピットの継続的技術革新
ATR-600シリーズのフルグラスコックピットは、充実した機能を備え人間工学に配慮した操縦環境をパイロットに提供することで、安全で効率的な運航を可能にします。快適性に優れ、効率性の向上も実感でき、ヒューマンマシン・インターフェースの水準を引き上げるコックピットです。
航法や通信そして監視に関連する機能が、モジュール方式のアビオニクス・アーキテクチャ内に統合されています。この最新の設計思想はオープンで、また技術の進化を想定し、将来、新たなソフトウェアやハードウェアの機能を個別に取り入れることもできます。この継続的発展を重視する姿勢こそが、ATRのDNAです。
こうした独自の特徴を、下の画像でターボプロップ機のコックピットを確かめてください。いずれも、今後のさらなる改善に対応できるよう設計されています。
コックピットについて

シンセティック・ビジョン・システムが 空間識失調のリスクを低減
5つの大型液晶ディスプレイは、定期的にソフトウェアがアップデートされ最新の改善が反映されるような設がされています
電子チェックリストを備えるエンジンおよび警告ディスプレイが、適切なタイミングで必要な手順を自動で表示
大規模空港でのタキシングをサポートする空港ナビゲーションマップ
Baro VNAV、LPV、RNP AR 0.3/0.3に対応する、最新式の性能準拠型航法機能
オンボード・パフォーマンス・ソフトウェア、各種書類、航空図などを表示する電子フライトバッグ
意思決定を円滑にする、暫定フライトプランおよびエンジンアウトSID機能
機体の性能に影響する場合にウィンドファクターを特定する、反応型ウィンドシアー警報装置
諸元
性能
重量とペイロード
重量とペイロード
ATR 72-600F | |
---|---|
離陸距離 (MTOW, ISA, SL) | 1,315m |
着陸距離 (MLW, SL) | 915m |
航続距離 | 1,030NM / 1,908km 最大体積ペイロードに基づく航続距離 |
ATR 72-600F | |
---|---|
離陸距離 (MTOW, ISA, SL) | 4,314ft |
着陸距離 (MLW, SL) | 3,806ft |
航続距離 | 1,030NM / 1,185mi 最大体積ペイロードに基づく航続距離 |
ATR 72-600F | |
---|---|
最大離陸重量 | 23,000kg |
最大着陸重量 | 22,350kg |
最大着陸重量 | 21,000kg |
最大構造ペイロード | 9,200kg |
最大燃料重量 | 5,000kg |
総容量 | 75m3 |
ATR 72-600F | |
---|---|
最大離陸重量 | 50,706lb |
最大着陸重量 | 49,272lb |
最大無燃料重量 | 46,296lb |
最大構造ペイロード | 20,283lb |
最大燃料重量 | 11,023lb |
総容量 | 2,649ft3 |
ATR 72-600F | |
---|---|
全長 | 27.17m |
翼幅 | 27.05m |
ATR 72-600 | |
---|---|
全長 | 89.14ft |
翼幅 | 88.75ft |
ATR 72-600Fの詳細はこちらへ
ATRへ問い合わせるGet in touch
Please complete the form below to get in touch with us.