トキエア、新規運航に向けてATRとグローバルメンテナンス契約を締結
国内の新規航空会社が、新しく導入するATR航空機向けに10年間のサポート契約を採用
リージョナル航空機世界最大手のATR(本社:フランス・トゥールーズ)と、日本の新しい民間航空会社であるトキエア株式会社(本社:新潟市、以下「トキエア」)は9月22日(木)、2023年に運航開始が予定されている2機のATR 72-600(リース契約機)向けに、「グローバルメンテナンス契約(GMA)」を締結したことを発表しました。トキエアは日本でATRを導入する4番目の航空会社であり、新潟を拠点とする地域活性化に向け、周辺地域内および地域間のつながりを増やしコミュニティを結び、責任ある方法で地域の成長を支援することを目指しています。
GMAの10年契約には、オンサイト在庫、LRU部品プーリングサービス、LRU修理サービス、プロペラブレードやランディング・ギアへのサービスなどが含まれており、トキエアはこれらのサービスを通して、新規運航に際し信頼性を確保することが可能となります。
トキエアの長谷川政樹・代表取締役は、次のように述べています。「ATRのGMA支援を得たATR機の運航が始まれば、新潟と周辺地域の皆さまに責任ある信頼性の高い航空サービスを提供できるようになります。この契約により、機体メーカーであるATRの専門的サポートを享受できることにより、最適化された運航を可能にする適切なインフラが整ったと言えます。GMAにより提供される安定した部品支給と行き届いたサポートは、当社を含めATR機を運航する会社にとって最良の選択肢です」
ATRのプログラム・顧客サービス担当シニア・バイス・プレジデントであるデイヴィッド・ブリガンテは、次のようにコメントしています。「トキエアは地方の活性化と、遠隔地の人々がハブ空港にアクセスするために不可欠な接続サービスの提供に注力しています。その目的達成のために、同社がATR機の採用と10年間のGMA契約を決定されたことを大変光栄に思います。また、当社の新たな顧客としてトキエアをお迎えし、地域活性化に寄与するという両社共通の目的達成に向けて、当社の航空機とサービスを通じて適切なソリューションを提供できることを嬉しく思います」
ATRは20年にわたり、GMAを通じて運航会社のメンテナンス費を削減し、最高水準のサポートを通じた運航の向上に貢献してきました。ATRが提供するメンテナンスプログラムは、時間単位で費用を支払うテーラーメイドのメンテナンス・パッケージです。カスタマイズされた柔軟なソリューションとスペアパーツの共有在庫へのアクセスにより、運航の信頼性を高めながらメンテナンス費をより高い精度で予測できるよう設計されています。
トキエアについて
トキエア株式会社は、「空をもっと自由に」というビジョンのもと、環境にやさしい地域航空の経営に最適なソリューションを取り入れ、ハイブリッドな地域ネットワークの充実と地域活性化に取組んでおり、2022年に新潟空港を拠点に就航する予定の航空会社です。トキエアは自由な移動を実現し、あきらめていた夢を叶え、ひとの心を繋ぎます。