トキエア、ATR 72-600を受領し運航開始へ
責任ある飛行を提供するATRの航空機で必要不可欠な空の移動を提供
リージョナル航空機世界最大手のATR(本社:フランス・トゥールーズ)は、航空機リース会社ノルディック・アビエーション・キャピタル(本社:アイルランド、以下「NAC」)を通じて、日本の新しい民間航空会社であるトキエア株式会社(本社:新潟市、以下「トキエア」)にATR 72-600を引き渡したことを発表しました。10年間のATRグローバルメンテナンス契約(GMA)によってサポートを受ける同機は、新潟を拠点に地域を活性化させるというトキエアのミッションを支えるものとして、2023年に運航が開始される予定です。
古くから佐渡を中心に生息する「トキ」の名を冠したトキエアは、日本で4番目にATR機を導入する航空会社です。トキは自然保護の象徴でもあり、二酸化炭素(CO2)排出量が少なく燃費の良い航空機によって自然と共存する地域を結ぶという、トキエアのコミットメントを示すものでもあります。新しいATR 72-600には、トキが翼を広げたイメージの塗装が施されています。
トキエアの長谷川政樹・代表取締役は、次のように述べています。「間もなくATR 72-600の運航を開始できることをうれしく思います。ATR 72-600は、他の追随を許さない汎用性を持ち、責任ある方法でコストをおさえた運航ができるため、航空会社にとっても、また我が国にとっても理想的な選択肢です。この初号機は、新潟を拠点とする周辺地域のコミュニティに責任ある信頼性の高い航空網を提供するという、当社のコミットメント実現に資するものです。トキのデザインが施されたATR機が日本の空を飛ぶことを楽しみにしています」
ATRのCEOであるナタリー・タルノー・ロードは、次のように述べています。「NACとの長期にわたる関係と、当社航空機に対するリース会社コミュニティからの高い信頼により、トキエアのような新規民間航空会社から、リージョナル市場で最も近代的かつ持続可能性のあるATR機を採用していただけました。ATR・GMA契約により、信頼性が高く効率的なサービスを提供することを保証します」
NACの社長兼CEOであるノーマンC. T. リウは、次のように述べています。「トキエアを新しいお客様としてお迎えできることをうれしく思います。トキエアの今後の成功と、同社との長期にわたる良好なパートナーシップを願っています」
日本のようにCO2削減や生物多様性の保全に取り組んでいる国において、ATR機が責任ある方法で全国のコミュニティとビジネスを結ぶことに最適な機体であることを証明しています。現在、日本国内では15機のATR機が運航されており、中長期的には100機まで増加する可能性があると見ています。
トキエアについて
トキエア株式会社は、「空をもっと自由に」というビジョンのもと、環境にやさしい地域航空の経営に最適なソリューションを取り入れ、ハイブリッドな地域ネットワークの充実と地域活性化に取組んでおり、2022年に新潟空港を拠点に就航する予定の航空会社です。トキエアは自由な移動を実現し、あきらめていた夢を叶え、ひとの心を繋ぎます。
NACについて
ノルディック・アビエーション・キャピタル(NAC)は世界大手のリージョナル航空機リースであり、世界的な資産管理プラットフォームを活かしてナローボディ機市場にも拡大しています。
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ATRについて
ATRは世界No.1のリージョナル航空機メーカーで、90席以下のリージョナル機市場のベストセラー機ATR42及びATR72を製造しています。社員全員が、世界中の人々を環境に責任ある方法でつなぎ、その発展をサポートするという一貫したビジョンをかかげています。継続的な改良を原動力とし、ATRは最先端の快適かつ汎用性の高いターボプロップ機を製造し、毎年100以上の新規路線開設に寄与しています。リージョナル・ジェット機と比較し、消費燃費、CO2排出量とも最大40%減となっています。これらの理由からATRは、世界約100カ国、200以上の航空会社に選ばれています。ATRはエアバス社とレオナルド社の航空業界大手2社が共同パートナーシップを結んだ事業体です。
詳しい情報はhttps://www.atr-aircraft.com/jp をご覧ください。