ORC、ATR 42-600初号機を受領

ATRグローバルメンテナンス契約(GMA)により運航を最適化最も効率的かつ持続可能なリージョナル航空機によって、長崎の地域社会の発展を支援

リージョナル航空機世界最大手のATR(本社:フランス・トゥールーズ)は、日本の地域航空会社であるオリエンタルエアブリッジ株式会社(本社:長崎県大村市、以下「ORC」)に、ATR 42-600の初号機を引き渡したことを発表しました。トゥールーズで引き渡されたこの航空機は、7月に両社が締結した契約に基づくもので、ORCの新たなロゴと外装デザインが施されています。ORCは、2023年7月から同機の運航を開始する予定で、長崎を拠点とするORCの国内線運航をさらに強化します。本ATR 42-600型機は48席の客室から成り、最新のアビオニクスを搭載しています。

ORCは ATRグローバルメンテナンス契約(GMA)も締結しており、航空機メーカーとしてのATRのノウハウを最大限に活用し、ATR機の運航においてメンテナンス費用の削減と運用の向上を図ることができます。

ORCの田中和史 代表取締役専務は、次のようにコメントしています。「まもなく、ATR 42-600の運航を開始できることを嬉しく思います。比類なき汎用性と持続可能な性能を備えたATR機の受領は、長崎県周辺の離島活性化のために空路を提供するという当社の目的を、最も責任ある方法で実現していくことを象徴しています。さらに、ATR・GMA契約により、費用対効果を確保しながら、お客様に最高水準の快適性と先進性を提供することができます。当社のフライトで、美しい世界遺産が点在する長崎の離島にお客様をお連れすることを、楽しみにしています」

ATRのCEO(最高経営責任者)であるナタリー・タルノー・ロードは、次のように述べています。「国内旅行や交通に空路が欠かせない日本にとって、航空輸送は非常に重要です。ORCは、長崎と周辺の島々の地域コミュニティをつなぐ不可欠な手段を提供し、日々地域経済を活性化させています。ATRは、新たな顧客となったORCに、市場で最も経済的で責任ある航空機を提供することで、同社ミッションに貢献できることを喜ばしく思っています。当社は、ATR・GMA契約を通じてORCのATR機に、最も信頼性が高く効率的なサービスを提供します」

日本のように、二酸化炭素排出量の削減や生物多様性の保全に取り組んでいる国々で、ATR機は、最も責任ある方法で列島全体のコミュニティとビジネスをつなぐ完璧なソリューションとなります。現在、日本国内では15機のATR機が運航されています。ATRは今後10年間で、日本で100機のリージョナル航空機の需要があると予測しています。その多くは、旧型で効率性に劣る機材の更新で、島々や遠隔地と日本の主要都市を結ぶことになります。

ATRについて

ATRは世界No.1のリージョナル航空機メーカーで、90席以下のリージョナル機市場のベストセラー機ATR42及びATR72を製造しています。社員全員が、世界中の人々を環境に責任ある方法でつなぎ、その発展をサポートするという一貫したビジョンをかかげています。継続的な改良を原動力とし、ATRは最先端の快適かつ汎用性の高いターボプロップ機を製造し、毎年100以上の新規路線開設に寄与しています。リージョナル・ジェット機と比較し、消費燃費、CO2排出量とも最大40%減となっています。これらの理由からATRは、世界約100カ国、200以上の航空会社に選ばれています。ATRはエアバス社とレオナルド社の航空業界大手2社が共同パートナーシップを結んだ事業体です。

 

詳しい情報はhttps://www.atr-aircraft.com/jp をご覧ください。